ギターを始めたいけれど、「安いものならいくらで買える?」「初心者はいくら予算を用意すればいい?」「1万円のギターでも練習できる?」と迷う人は多いでしょう。ギターは本体の価格差が大きく、アコースティックギター(アコギ)とエレキギターでも必要な用品が違います。
新品の入門向けギターは1万円前後から購入例があります。ただし、最安価格だけで選ぶより、弾きやすさや付属品を確認することが大切です。
初心者が予算を立てるなら、まずはアコギは総額2万〜5万円程度、エレキは総額3万〜7万円程度を比較の出発点にすると選択肢を整理しやすくなります。これは編集上の予算目安で、必要金額の下限や品質保証ではありません。
この記事では、国内で確認できる2026年11月時点の価格例を参考に、価格帯ごとの違い、ギター本体以外の費用、予算別の選び方を解説します。価格は販売店・時期・セット内容によって変動するため、購入直前に再確認してください。
目次
ギターはいくらから買える?価格帯の目安
新品の入門モデルなら1万円前後の商品もあります。一方、数万円のモデルまで視野を広げると、ネックの握りやすさ、フレットや弦高の仕上がり、調整や保証の受けやすさなどを比べられます。高いほど必ず弾きやすいわけではないため、試奏や店員への確認が重要です。
| 本体の価格帯(税込の概算) | 選び方の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 〜1万5,000円程度 | 費用を最優先して試してみたい人 | 個体差、弦高、調整・保証の範囲を特に確認 |
| 1万5,000〜3万円程度 | 入門セットや低価格ブランドも比較したい人 | 付属品の品質と本体の弾きやすさを分けて評価 |
| 3万〜5万円程度 | 練習を続ける前提で初めの1本を選びたい人 | サイズや音の好み、別途必要な用品を確認 |
| 5万〜10万円程度 | 好みの仕様や演奏感にもこだわりたい人 | 価格差が自分の用途に合うか試奏で判断 |
| 10万円以上 | 仕様や音色への明確な希望がある人 | 初心者が最初からこの価格帯を選ぶ必要はない |
サウンドハウスではPLAYTECHのアコギ入門セットに税込15,800円の掲載例があり、限定企画品には税込9,980円の例もあります。ヤマハのアコギFG800はメーカー希望小売価格が税込36,300円、エレキのPACIFICA112Vは2026年10月1日改定後のメーカー希望小売価格が税込40,700円です。
販売価格とメーカー希望小売価格は別のものです。また、限定商品は継続販売や在庫を保証するものではありません。
アコギとエレキでは初期費用がどう違う?
アコギは本体と少数の用品から始めやすい
アコギは基本的にアンプを用意しなくても生音で練習できます。最低限必要なものを確認すれば、比較的シンプルに予算を組めます。
- 本体:小柄な人はボディサイズやネックの握りやすさもチェック
- チューナー:クリップ式またはスマホアプリなど
- ピック:指弾き中心なら必須ではないが、複数の厚さを試せると便利
- ケース:保管・運搬に必要。付属するか確認
- 予備弦:切れた際に備える。交換方法が不安なら楽器店に相談
カポタスト、ストラップ、スタンドなどは演奏方法や置き場所に応じて後から足しても構いません。最初からすべてを買い揃える必要はありません。
エレキは音を出す環境の費用も必要
エレキは本体だけでも弦の音は鳴りますが、一般的なエレキの音色で練習するにはアンプやヘッドホンアンプなどを検討します。集合住宅では、ヘッドホン対応機材が選択肢になります。ただし弦を弾く生音や床への振動が完全になくなるわけではありません。
- ギター本体とケース
- チューナー、ピック、予備弦
- アンプまたはヘッドホンアンプなどの音を出す機材
- 接続用のシールドケーブル(接続方式によっては不要な場合もある)
- 必要ならストラップ、スタンド、ヘッドホン
「エレキは安い本体を買えば終わり」と考えず、実際にどの機材で音を出すかまで決めて予算を比較しましょう。
初心者の予算目安を具体的に計算する
ここでは、買い物リストを考えるための仮の予算配分を示します。各金額は実売価格の調査結果ではなく、予算の立て方を理解するための編集上の例です。
| 購入パターン | 本体に使う想定額 | 用品などの予備費 | 合計予算例 |
|---|---|---|---|
| アコギを低予算で始める | 1万5,000円 | 5,000円 | 2万円 |
| アコギをじっくり選ぶ | 3万5,000円 | 5,000円 | 4万円 |
| エレキを低予算で始める | 2万円 | 1万円 | 3万円 |
| エレキをじっくり選ぶ | 4万円 | 1万5,000円 | 5万5,000円 |
購入時には送料、初期調整、必要な機材の価格が予算内に収まるかも確認しましょう。必要な用品がセットに入っていれば個別購入費を減らせますが、セットの点数だけではお得さは判断できません。
「本体代+必要な機材・用品+予備費」で比較すると、安い本体を買っても結局予算を超える失敗を防ぎやすくなります。
予算別にどんなギターを選ぶべき?
1万〜2万円台の商品も候補です。ただし、低価格でも調整・保証・返品条件の確認を省かず、可能なら実際に持って弾きやすさを確認します。
3万〜5万円程度の本体を含む候補も比較します。楽器店でネックの握りやすさや弦高を確認し、必要なら調整してもらえるかを重視しましょう。
ロックなどでアンプを使った音を楽しみたいならエレキ、弾き語りや生音中心ならアコギなど、目標の演奏方法から選びます。最安価格より希望の音楽との相性を優先してください。
安いギターを選ぶときに確認したい5つのこと
安いギターが必ず悪いわけではありません。しかし、初心者は楽器の状態による弾きにくさを「自分の練習不足」と勘違いしやすいため、購入前に以下を確認しましょう。
弦と指板の距離が大きすぎると押さえにくくなります。具体的な適正値は楽器や奏法によって異なるため、店員に相談します。
ネックの反り、ビビり音、フレット端の引っかかりなどを確認します。初心者が一人で判断しにくい項目です。
座って構えたとき、無理に肩を上げたり腕を伸ばしたりしないかを確認。特に小柄な人はアコギのボディサイズも比べましょう。
ケースやチューナーの有無、初期調整の対応、保証内容、返品条件まで商品ページや店頭で確認します。
弦高の調整や弦交換を依頼できる店があると、初心者でも不具合や弾きにくさに対処しやすくなります。
極端に押さえにくい、音が詰まる、チューニングが安定しない場合は、無理に練習を続けず楽器店で状態を確認してもらいましょう。痛みを我慢して押さえ続けることは避けてください。
中古ギターならもっと安く始められる?
中古品は新品より安く買えることがありますが、同じ型番でも状態に差があります。購入価格に修理・弦交換・調整費が加わると、新品との価格差が小さくなる場合もあります。
- ネックの反り、フレットの摩耗、弦高、パーツの欠損がないか
- エレキならスイッチ・つまみ・出力端子に不具合がないか
- 調整済みか、保証が付くか、返品条件はどうなっているか
- 必要な修理費を含めても予算内に収まるか
初めての購入で状態の判断が難しいなら、点検・保証のある楽器専門店の中古品から比較する方法があります。
ギターの予算に関するよくある質問
1万円のギターでも練習できますか?
状態が適切なら練習は可能です。ただし、価格だけでは弾きやすさを判断できません。弦高やネックの状態、保証・調整の有無を確認しましょう。
最初から高いギターを買う方が上達しますか?
高いギターを買うだけで上達が決まるわけではありません。構えやすく、音がきちんと出て、継続して練習できる楽器を選ぶことが大切です。
初心者セットと単品購入はどちらが得ですか?
セットに必要な用品がそろっている場合は便利です。ただし、不要な付属品が多い場合もあります。本体の型番、各用品の内容、総額を比較して判断してください。
お金が貯まるまで購入を待つべきですか?
予算が不足している場合は、レンタルや体験レッスンで楽器を試す方法もあります。無理な分割購入を前提にせず、生活費に負担のない予算を決めましょう。
まとめ|初心者のギター予算は本体と用品の総額で決める
ギターは1万円前後から購入例があります。ただし、最安値を選ぶことと、弾きやすい楽器を選ぶことは別です。
今日できることは、予算を「本体」「用品・音を出す機材」「予備費」に分け、候補を2〜3本選ぶこと。可能なら店頭で持ちやすさを確認してから決めましょう。